2006年 09月 22日
金縛り 
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金縛りになったことがある。しかも真昼間の仕事中だった。

初めて社会人になって設計事務所の仕事にも少し慣れてきた頃
当時(といっても数年前です)は今のようにCADというものはなく
建築図面はどんな規模のものでも全て手書きでした。

トレーシングペーパー(トレペ)という乳白の半透明な紙に
鉛筆やシャーペンなどで描いた建築の絵を原図と呼び
原図を複写したものが図面として見積や工事に使われていました。

この原図は紙のサイズが通常、A2やA1サイズと大きく
原図に描いた絵と誤差が少ないこと、
図面が見やすいこと
同じ原図を何回もコピーをするのでコストが安いこと。

といった理由からトナーやインクを使う白黒コピーではなく
青焼き(ジアゾ複写)というものが使われていました。

青焼きは原図のトレペと感光紙を二枚重ね合わせて
青焼きの複写機の中を通すと
露光・現像することにでコピーをする複写システム。
原理は昔あった感光写真です。
この複写のことを図面を焼くと呼んでいました。

前置きはそのぐらいにして問題の金縛りの原因は青焼き複写の
原図と感光紙を重ねて機械を通すところにある。

その日は、原図を全て仕上る予定で皆が徹夜状態でヘトヘトになっていた。
ほぼ全てに近い原図がそろいだし仕上た原図から複写していた。
仕上りだから丁寧にズレがないように図面を焼いていた。
その時、丁寧にやりすぎた為複写機の中に入り込む図面から
手が離れるのが遅れ原図ごと斜めに機械に入ってしまった。

原図は無情にもどんどん機械の中に入り込み
しだいに大きな音を立てはじめた バリ バリ バリ バリ・・・と
その音は事務所中に響き渡りほぼ全員が金縛り状態。
上司が機械を止めてくれて原図を機械から取り出してくれたが
取り出された原図は図面の中でも最も重要な矩計図。
それを見て再び金縛りになった。

遠い昔の記憶です。


ところが最近、シュレッターなるものが身近にあり。
紙を裁断する時のバリバリという音が忘れていた嫌な記憶を呼び覚まします。
直に対処できるようになったとしても
あの音、金縛りになりそうです。
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by ogak3 | 2006-09-22 23:35 | Comments(2)
Commented by core1808 at 2006-09-23 05:49
懐かしい話ですね。
私もたまにやりました。
被害が少ないと第2原図にして許してもらいましたが?
今はデーターのバックアップですね。
こまめにやらないと。
Commented by ogak3 at 2006-09-23 22:01
coreさん こんにちは
やってしまいますよね、その時の被害は重症で
原図が破れてしまい暫く凹みました。

データーの消去こちらは今のところ重大な被害にはあってません
被害にあっても音が出ないからトラウマにならなくていいかも


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