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2005年 12月 21日
スケール
実際の建物をそのままの大きさで紙の上に
図面として描くことは現実的ではないので
サイズを縮小して紙の上に図面を描くことになりますね、
その時に必要なのがスケールです。

事務所では三角スケール(略してサンスケと業界では呼んでいます。)といって
6通りの縮尺が一体になったスケールを使ったり
竹のものさしを半分に割り反るぐらいまで薄く削ったものを
描く図面によって使い分けて利用しています。
スケール_e0064530_010967.jpg

先輩方の中にはスケール感を身に付けるために竹のものさし一本で
あらゆるスケールの図面を描いていた。
という話しを聞いたこともあります。

僕はそこまではしませんが、竹を加工したものさしは
ペーパーナイフにも利用できて今でも手放せません。
またアナログ好きなもので未だに一部の図面は手書きですし。

カバンの中に入れて何時も持ち歩くペンケースの中にも
三角スケールがあります。
ペンケースが小ぶりなためか中でかさばってしまい奥にある
ペンが取り出しにくいことも度々です。

先輩方の中には描く図面を1/50で統一して
普通のスケールでも測れるように工夫したり
(1/50の場合1m=2cmで換算できます)
三角スケールがかさばるため三角スケールをコピーして
お手製の紙の定規を作ったり
設計道具の創意工夫やスグレモノの発掘が見られました。

で、最近いいものを見つけました。
その名はシートサンスケ。
スケール_e0064530_0104653.jpg

平べったいシートになっていてスケールは三角スケールと同じように
一本で6通りの縮尺がついています。
ペンケースの中でもかさばらずポケットに入れてもかさばらない
図面の間に挟む栞の役目にもなる、なかなかのスグレモノ。
ただ測るときの重量感がないのが少しもの足りないきもするんですが、
1/30の縮尺でも現場で測れます。
暫く使いこなしてみようと思っています。

by ogak3 | 2005-12-21 23:45


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