暑さを和らげる日本古来の生活の知恵には
すだれ・打ち水・うちわ・風鈴・金魚など
今では懐かしさを感じる日本情緒が漂います。
どれもがアクセクしていたり気持ちに余裕がないと
折角の涼しさの演出も見過ごしてしまいそうです。
その中で打ち水は
地面にまいた水が蒸発する時に熱を奪うことで気温を下げたり
土ほこりを防いだり、
来客の時には場を清めて迎える礼儀の意味もあります。
道路が舗装され、エアコンが普及して、マンション住まいになると
打ち水をする機会も少なく忘れてしまいそうです。
江戸の頃は打ち水が商売になっていたようです。
水撒き男(みずまきおとこ)というらしい。
大きな通りに店を構える大店(おおだな)が大体は支払いをして
底に穴の開いた水桶を天秤棒で担いで
店の前通りを歩きながら水をまいて
涼をとり、土ぼこりを押えたらしい。
なんとまぁのんびりとした様子を思い浮かべてしまいます。
で、その打ち水
全国的に広がりつつあるようです。
打ち水大作戦、英語名は mission uchimizu
7月23日(土)大暑~8月23日(水)処暑 の期間で
決まった時刻に一斉に打ち水をして涼をとります。
参加のポイントは水道水を使わないこと。
今日は24日で閉幕したらしいけど
僕が住む
北大阪の打ち水大作戦2006年 は
【基本期間】 7月1日(土)~9月30日(土)
【集中期間】 7月23日(土)大暑~8月23日(水)処暑
もう暫くは続きます。
地球温暖化対策で京都議定書が発行されたからとか
色々な環境問題を語るより
面白そうだし涼しくなるからやる
そんな感じがええんちゃう