2006年 08月 08日
建築見学
e0064530_21473148.jpg

週末の良く晴れた日
学校行事で岡山へ建築の見学に行く機会がありました。
駆け足な建築見学だったけど
見学したものはどれも何度見学しても飽きないものばかりでした。
e0064530_21475430.jpg

はじめに見学したのは備前市にある史跡の閑谷学校。
その後、日本三名園(三大庭園)の一つ後楽園へ
日本三名園とは
金沢の兼六園・水戸の偕楽園そして岡山の後楽園です。

後楽園では庭園を散策したのではなくて
目的は庭園内にある流店(りゅうてん)と呼ばれる
二階建の一階部分に小川を通した休憩所です。
e0064530_21481319.jpg

後楽園は岡山市内にある岡山城の横を流れる
旭川の中洲にあります。
なんでも城を守るために中州に庭園を造ったらしい。

城が出来た16世紀当時、北、東は
川幅の広い旭川が城の守りにはなっていましたが
鉄砲などへ戦の方法が変わると川幅だけでは守りきれず
城壁を建てようにも武家諸法度で城壁を自由にたてることも出来ない。
そこで川の中州に庭園を造り城壁の代わりとして城を守ろうと考えたらしい。

庭園の中に入ると川や池などがあります。
でも旭川の水面よりも中州上の庭園は高い位置にあって
低い水面から水を引き込むには
旭川の上流から庭園内に水を引く為のサイフォンといった自然の力を利用した
先人の知恵があります。
そして流店(りゅうてん)
1階部分に壁はなく柱だけ、そこに板張りの桟敷がありその間を小川が流れています。

川上(上座)から和歌の上の句を詠んで盃を流し川下(下座)にいる人は、
盃が流れ着くまでに下の句を付ける曲水の宴という遊びをしていたらしいです。
風流ですねー

流店から程近い場所に井田(せいでん)と呼ばれる
小さな田やその先に茶畑があります。
流店の二階からその風景を楽しむだけでなく
出来具合を見て年貢の取り立てを判断したらしいです。

建物だけでなくその周辺の地の利を見つけて生かす計画や
建物や生活を先読みできる計画見ごたえがあります。

この後楽園も閑谷学校も江戸時代17世紀頃に岡山藩の家臣で津田永忠が関っていて
閑谷学校の建物もよく考えられていますが、周辺と馴染む計画は
何度訪れても飽きず訪れるたびに新しい発見があります。

後楽園後、時間もないことなので移動しながら食事
用意してもらった弁当は予想を超えて美味しかった。
e0064530_2148354.jpg

旧ジツタ岡山店 設計:石井修/美建・設計事務所
大福幼稚園   設計:無有建築工房
いかしの舎   設計:古民家再生工房

と普段容易に内部まで見ることが出来ないものまで見学でき
駆け足で見学するのがもったいないぐらいでした。

それぞれ周辺環境をよく考えられた建築で
小説を読むように建築の意図を読んでいける見学会でした。
[PR]

by ogak3 | 2006-08-08 21:25 | Comments(2)
Commented by yonegon_gon at 2006-08-09 06:30
後楽園か・・・行ったことないなあ。行ってみたい。
というより、このお弁当、おいしそうできれい。
Commented by ogak3 at 2006-08-10 19:09
yonegonさん こんにちは
実は僕も今回初めて行ったのですがイイですよー
機会があればおすすめします。
皆、流店の板張りの桟敷に腰掛けて素足になって
小川に足をつけて涼んでました。
暑かったのでひんやりとして気持ちよかったです。

弁当うまかったですよー
おにぎりが4種類 白米、五穀米、抹茶ご飯、紅おこわ
おにぎりの隙間にある白い白桃餅という和菓子から
食べてしまったのは失敗でした。最後に食べたかった。 (>_<)


<< ブルーシール      研究所 >>