今日、家の近くの小学校で小学生、中学生、高校生が
楽器を演奏するイルミネーションコンサートがありました。
校庭の木にイルミネーションを飾りクリスマスに合わせて
地域の学校の吹奏楽部がコンサートをするというものです。
話しによるとこのコンサートに向けてほぼ毎日練習を
したそうで小学生、中学生、高校生なりの若々しい演奏で
楽しめました。
その中で僕が一番注目したのは中学生・高校生で構成された
吹奏楽部の指揮者です。
生徒の準備が整った後、白のタキシードを着ておもむろに登場。
演奏者一同を立たせて客席に礼をして演奏をはじめます。
登場の仕方から演奏中も体全体を使い
指揮をしている姿がエネルギッシュ
指揮も的確で演奏者にもわかりやすくずっと指揮者を見ていました。
今をときめく指揮者の佐渡裕 氏を思わせます。
(褒めすぎかなぁ?)
以前、佐渡裕 氏が指揮をするオーケストラの練習を見る
機会があったのですが、体全体で指揮棒を振り、
そりゃもうエネルギッシュでした。
これは凄い!と感じたのは演奏のイメージを的確に伝えていること
「この部分はこんなイメージで!」と誰もがわかるように伝えると
その後の演奏の音がホントに変わることでした。
出来ないことを求めるのではなくて
演奏者の力を引き出して曲を創り上げていく感じ
建築でも同じなんですよね
考えた・感じたデザインをなんとしてでも・・・も必要です。
が、出来ないことを要求しては元も子もありません。
現場監督や職人さんの持てる力を最大限引き出す事。
馴れ合いになることなくお互い緊張感を保ちながら
創ることを楽しめる現場は、雰囲気もよく
結果、良い建築になると思いますね。