2014年 06月 09日
坂の上の小家 内部編
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隣地に高い擁壁がある場合、万が一倒壊した際に
被害を受ける影響を少なくするためにRCの壁を設けて備えよ
という指導がお上から入ります。

立地条件や敷地の使い勝手やコストのことを思案すると
RCの壁を設けるより建物と一体にした方が合理的なので
内部は1階がコンクリート造、2階が木造の混構造とし
建物の外側に断熱材を設けた外断熱としました。

夏は日差しが強く、冬は寒く、
坂の上に建つので下から風が吹き上げてくる。

外壁は外部環境の影響を直接に受けてしまいます。
コンクリートは熱容量が大きいので
コンクリートの外側を断熱材で覆うことで、外部環境の影響を受けにくくして
木造部分は外断熱と断熱材を2層で熱環境にダブルの備え。

外断熱を覆う外壁は1階から2階まで杉板張りで同じ仕上げですが、
1階の内部はコンクリート打ち放しのまま、重厚さに安心感があります。

玄関は道路からも隣地からも見えない位置に設け
隣地の石積は見ごたえがあるので借景にし
外の様子が感じられるように透明ガラスにした。

階段途中に設けた小窓は通風をとりつつ
2階から玄関の様子を伺えます。

トイレは広め。
便器がトイレ内の中心から外れる程度の広さにして
トイレ内に収納と手洗いを充実させました。

小さな子供や介護などトイレ内が小さいと危険なこともある。
こんなところに介護の経験が出てきて
用が無くも中で、ホッとできるトイレです。
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階段の上にあるトップライトは
1階に光を届かせたり、壁の小窓から光を届け通風も兼ねる。

小窓の奥にはキッチン。
住まい手の要望を優先して
タイル、スチール棚、小窓はアンティーク気味に
コンパクトな住まいにアンティーク風がなかなかいい。
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リビングに入ると屋根なりに張った板張りの天井が
内部を柔らかく包む、効果は大です。
屋根の形状に合わせて寄棟状に張られた天井板は、
板の目地を揃えるのがそれは大変で大工さんに感謝。
 
リビングからはキッチンの様子やタイルがチラッ見えし
壁とタイルの同じ白でも素材の違いからキッチンのハードさも感じられ
木でまとめたリビングの柔らかさとキッチンのハードさに対比して
リビングに面白味が出たような。

窓側は障子を閉めると包まれた感じがします。
窓を開けると身近に鳥の声が聞こえたり、天井の高さや窓からの抜け感が
部屋の広さはないけれど広く感じて心地よく
遠くまで見渡せてが気持ちいい。
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by ogak3 | 2014-06-09 19:31 | Comments(0)


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